no/012

加賀屋別邸 松乃碧 石川県和倉温泉

石川県の老舗旅館「加賀屋」様が、しばらく使われていなかった温泉旅館の建物を使い、新しい業態の旅館を計画されるということでご依頼をいただきました。
「美術館に泊る宿」というコンセプトのもと、館内は漆工芸家 角偉三郎の作品をはじめとする地元の伝統工芸品で彩られる大人の空間に仕上げました。
庭園に設けた茶室「得寮庵」は、前田家十四代藩主の四女慰姫様のお行儀見習いの場として建てられた茶室の一部を移築してつくらせていただきました。
様々な要素がバランスよく混ざり合い、独特の居心地の良さを醸し出す空間となっています。
植物はプラントハンターの西畠清順氏です。